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#1203
眞本匠
キーマスター

可能性のあるところをご紹介します^ ^

腰椎の後屈時痛は,椎間関節・椎間 板・股関節・仙腸関節・神経性・腹筋や股関 節屈筋の短縮などの筋性の障害が考えられる(1)

と言われています。が、ざっくりすぎるのでもう少し細かく。

直立だと椎間関節負荷20%、椎体椎間板負荷80%ですが、伸展時だと椎間関節負荷の圧縮が増大します。
なので、伸展では腰椎後方要素である腰椎椎弓・椎間関節への負荷が生じるというわけです。疾患としては腰椎分離症、すべり症なんかも含まれますね。

伸展時痛に加え神経症状があるか、屈曲時痛があるかといった要素も組み合わせることで、先述した多くの要素からさらなる鑑別が可能になります。

(1)Kaltenborn FM et al. The Spine: Basic Evaluation and Mobilization Technique, 2nd ed, OPTP: Minnesota; 1993;113-116.