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回答させて頂きます^^
https://d.kuku.lu/f8f33d697
まず肩甲骨のマルアライメントの原因については上記を参照にされてみて下さい。
Naoさんがおっしゃられている部分も多く含まれているかと思います。
その中でマストで行っていることは物凄くシンプルで触診と他動運動による抵抗感、MMTから判断しています。
例えば肩甲骨の過外転を例に挙げますと、小胸筋の緊張状態を触診(圧痛も)にて左右差を比較したり、内転を強制した際の小胸筋の伸張感を確認したり、僧帽筋中部線維の筋力評価を実施しています。そしてそれぞれ的を絞った上で、1つずつリラクセーションやストレッチ、筋力トレーニングを実施していきます。
個人的に色々と試してみて良くなったということも大切だとは思うのですが、それでは原因が断定できません。そのため、評価の上で最も可能性が高いものを1つずつ潰していくような方法を取ったほうが効率的な原因断定に繋がると考えています。
そしてあとは原因が分かっていても、適切なストレッチや筋トレの回数や頻度が行えていないことも多くあります。外来現場ですと、症状改善の肝は”セルフトレーニング”です。ここを曖昧にしてしまうと、原因が断定できているにも関わらず、効果が出ず、他の要因を改めて探ってしまうようなことも考えられます(実際に新人の頃には多く経験しました)。
以前にシータさんがストレッチと筋トレについて分かりやすい記事を書いてくださってますので、一度これに準じてやってみて下さい^^
☑ストレッチについて
☑筋トレについて
また少し違った角度で言いますと、肩甲骨のマルアライメントは胸椎の状態に左右されると考えています。胸椎は肩甲骨の土台ですので、胸椎が過後彎を呈していると、肩甲骨は前傾、外転、下方回旋位を取りやすくなります。この状態でいくら上記の問題因子に対して介入をしても、土台の状態が変わっていないので、時間が経てば元通りです。
ですので、私は臨床上まずは胸椎の伸展が出せるように意識しています(CAT&DOGを実施することが多いです)。
少し長くなりましたが、是非参考にされてみて下さい^^
また細かなところで疑問があれば、折り返し頂ければと思います!!!