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2022年2月18日 12:29 PM
#2571

キーマスター
時折の考え方次第ですが、
①階段開始時に多く徐々に減少する事が多い
のであれば、運動開始時の急な大きい外部モーメントに、現時点の筋力では対抗出来ないと推測します。
準備運動をして改善するか、筋力トレーニングで筋の余力を作ります。
②降段途中から増えてくる事が多い
これは、筋疲労の影響です。
下肢筋の疲労感をボルグスケールで聞き取ったり、
OKCで耐久性を評価します。
③とにかくバラバラ
筋疲労もあり、筋の余力もなければ、この状態と考えています。
さらに、その時の【細かい状況】がかなり重要です。
例えば、降段を意識をしているか、していないかの有無、その時の関節角度、視線、降段速度等、様々な影響が絡み合っています。
二重課題を負荷し折れが増えれば、意識が絡んできますし、下方注視の有無で違いがあれば視覚フィードバックが絡みます。
このように、一つ一つ、しらみつぶしに評価していくこともある程度は可能です。
私は、逆に全ての【細かい状況】を取り入れて反復練習を開始します。
意識下で、下方注視し、聴覚フィードバックもし、注意が逸れない環境にし、タッピングもします。
これでも膝折れがあれば、やはり筋の余力や筋疲労などの、根本的な問題を解決する必要があると考えられます。