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2022年2月20日 8:21 PM
#2594
池田先生
大変お忙しい中、ご返答有難うございました。
確かに、等尺性の収縮を加える方法が良さそうですね!
池田先生の「肩の可動域制限肢位別の~の動画」も確認しながら、アプローチしてみます。
1つ、こちらの内容でまた質問になってしまうのですが、宜しいでしょうか?
●筋の攣縮と短縮の、臨床の場においての具体的な判別方法がいまいち分からないのですが、
先生はどのような方法で判別評価されていますでしょうか?
参考書には以下のように書かれていますが、
いまいち理解ができません。
宜しくお願い致します。
筋の攣縮と短縮の評価
○圧痛所見の有無
攣縮
圧痛を認める
短縮
圧痛を認めにくい
○伸張位と弛緩位の緊張程度
攣縮
関節肢位に関わらず、筋の緊張は持続的に高くなっている。したがって筋を短縮位として触診上の緊張が低下しても緊張は残る。また筋を伸張位へと強要すると、緊張はさらに増強し疼痛が出現しやすい。
短縮
伸張位にすると引き伸ばされ触診上の緊張は高くなる。逆に短縮位にすると筋は弛緩するため触診上の緊張は低くなる。
○筋力低下と等尺性収縮時痛の有無
攣縮
強い等尺性収縮を強要すると筋内圧は更に上昇し、疼痛が出現しやすくなる。特に虚血を伴っている筋攣縮では、収縮時痛がより顕著となる。
短縮
基本的には著明な筋力低下を認めず、筋内圧も上昇していない。
引用 五十肩の評価と運動療法
赤羽根 良和 pp44