ホーム › Question&Answer › 質問コーナー › 体幹について › 返信先: 体幹について
2022年7月25日 7:32 PM
#4971

キーマスター
触診は上前腸骨棘の内下方で触知可能です。
ポイントは、腹直筋の収縮で勘違いしやすいので、腹直筋を弛緩させた状態でお臍を凹ませる動きをすることです。単独収縮を何度か反復すると触知もしやすくなります。
定量的評価は深層のため困難です。
例えばですが、
自動slrが困難な方に、両側の上前腸骨棘を内側に圧迫し、slrが可能になれば腹横筋弱化としたり、更にリーチ動作が困難であれば腹横筋弱化を疑いますね。
この方法でも、腹横筋の収縮が確認されています。https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2006/0/2006_0_A0681/_article/-char/ja/
【端坐位とし,右上肢を体幹前方に手掌を下にしてテーブル上に置いた.動作課題は体幹の回旋は行なわず,重錘負荷1.0kgを与えテーブル上から重錘挙上5cmを任意のスピードで行う。】
円背予防としては、胸椎の伸展可動域を出すことを重要視しています。
座位での両上肢挙上(フルレンジ)や、
座位で両肘90度屈曲位で、背もたれに肘をおさえつける運動もオススメです。