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2022年7月31日 11:16 PM
#5040

キーマスター
退院先に対してのアドバイスをまずさせていただきます。
医師から歩行器の指示があるなら、杖での支援はNGですが、色々と事情もあると思いますのでそこは置いておきます^ ^
まず、杖レベルの時に【転倒】で大腿骨骨折をしたのであれば、一般的には1つ歩行形態を下げて支援をするのが一般的です。
なので【守り】になればPUWでの支援がスタンダードです。
ただあくまで【守り】の話なので、
ご本人様の希望をくみ両杖歩行にするならば、
①膝OAの増悪=疼痛増悪
②転倒リスク=再骨折→歩行レベル低下
の2点のリスク説明をし、了承を得る必要がまずあるかと思います。
本人様や家族様が上記2つの問題を理解していないor軽視しているのであれば、そちらの理解をしていただいた上で、ゴール設定を立てるのが望ましいです。
単に杖歩行もしたい!というのであれば、
安全な屋内で距離も指定し、方向転換の少ないコースでの指導をしたり、訪問サービスを利用し歩行練習をするのも手かなと思います。
2つのリスク説明を理解したうえで杖歩行がいい!となれば、
ロフストランド杖や可動式4点杖といった、T字杖よりも支持面が広かったり免荷機能が大きい補助具の使用を推奨します。
【あくまで専門職としては杖を推奨出来ないが、強い希望のためリスク説明をしたうえで杖を目指す】という相互理解が個人的には大事と考えます。
杖が望ましいか?の判断基準は、
TUGや10m歩行、SWWT(歩行中に声をかけ立ち止まるか?)を測定し、カットオフ値を切るかどうか確認します^ ^