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2022年8月11日 11:12 PM
#5173

キーマスター
ありがとうございます。
上記にご提示していただいた文献は引用しているだけでしたので、原著をリサーチかけましが、フリー閲覧が出来ませんでした。
よって筆者の推論は不明ですが、私見で回答させていただきます。
まず腰部脊柱管狭窄症の定義を再確認します。
腰椎部の脊柱管あるいは椎間孔(解剖学的に椎間孔は脊柱管には含まれていない)の狭小化により,神経組織の障害あるいは血流の障害が生じ,症状を呈する。
とガイドラインに記載されています。
神経の圧迫と同様に、脈管系の圧迫も症状を呈する問題となるのです。
よって、腰部筋の血流問題=脊柱管内の脈管系も狭窄している?
と繋げることは想像しやすいと思います。
ただあくまで、これはこの意見を肯定的に捉えた時の理由づけにしかなりません。※個人的にです^ ^笑
重要なのは、脊柱管狭窄がなく単純に腰背部筋の血流不足。だけであれば間欠性跛行を関連づけるのは解剖生理学を正直無視していると考えます。
もし評価に取り入れるなら、腰部前後屈で確認するといいですね。
★
脊柱管内の脈管系の流れを悪くしたいなら腰部後屈
腰背部筋の血流を悪くしたいなら腰部前屈
★
この二つを行い、もし後者で間欠性跛行が見られれば、
脊柱管狭窄由来ではなくそれ以外の要因(例えば今回の筋内圧の問題?)と捉えます。
反対に後屈だけで症状があれば、脊柱管狭窄由来ですね。
これらの方法で応用してみるといいですね^ ^