返信先: 左膝の内側部痛の解釈とアプローチについて

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眞本匠
キーマスター

伸展時痛が主にあるようですね。
膝伸展位は、早期に軟骨変性が生じやすい大腿骨内側の中央関節面への圧縮ストレスが加わりやすいです。
よって、脛骨大腿関節における圧縮負荷が疼痛に関わっている可能性があります。
さらに、膝蓋下脂肪体も伸展位でストレスが加わりやすいです。

よって、関節面や脂肪体へのアプローチが有効かもしれません。
関節モビライゼーションの文面からお伝えできるコツとすれば、とにかく関節近位の操作が重要です。構成運動(膝屈伸)の際にも脛骨近位に手を軽くそわせて滑りを促し、脛骨内外旋も補足していきます。とにかく難しいのですが、疼痛軽減があればその方法で良いので、患者さんに合う適度な誘導をしてください。

または脂肪体を押したまま、もひくは左右から横に移動させたままの膝屈伸運動なんかもおススメです。癒着しきると厄介なので、前後比較で改善があるうちに反復することをおススメします^ ^