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2022年9月15日 3:26 AM
#5570

キーマスター
ご返信ありがとうございます。
ある程度現状を把握いたしました。
結論「VMの選択的収縮の機会を増やす」
私が担当するのであれば、ここを軸に介入していくと思います。
その理由としては、ACL再腱術後早期は膝の完全伸展が制限されますので、セッティングなどでVMの選択的収縮を促すことが難しくなるためです。
現状すでに萎縮が存在し、収縮率も健側に比べるかなり劣っている状態ですので、術後のさらなる萎縮や収縮率の低下が見込まれます。
そのため、明確にどのぐらいの時間、頻度、VMの選択的収縮にかけるかは、個人差が生じますが、ホームエクササイズなどを利用し、とにかく頻度はあげていったほうが良いかと思います。基本的にリハ介入時間はよりアクティブなところに目を向けたいので、やはり介入時間外でその頻度を上げるように指導します。
また半月板損傷による深屈曲時痛が起因して、屈曲ROMの低下も考えられますので、ここは痛みの範囲で確保しておきたいところです。ただ痛みの誘発は運動恐怖心の増加にも繋がりかねませんので、痛みでない角度の提示、大腿、下腿の誘導方法にはかなり時間をかけるようにしています。
大まかな部分では、shioneさんの介入と差はないかと思われますが、何か1つでも参考になっていれば幸いです。