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2022年9月24日 6:21 PM
#5859
池田先生お疲れ様です!
こちらのケースの進捗状況なのですが、残念ながらあまり芳しくなく、
●肩関節前方挙上
自動で90° 他動で130°
●外転 90°
●結帯 L2
●1st外旋 他動で20°
といったところで、ケースのホープである肩関節挙上160°にまだまだ届かない状況です。
介入して1ヶ月半がたち、1st外旋の可動域以外にほぼ変化がなく、
かなり焦っております。
今は、①内転制限と②1st外旋制限を中心に介入しています。
①に対しては、肩甲骨を徒手的に上方回旋位に固定した状態でGHを
内転すると、内転-30°くらいですが、Ⅰb抑制を加えながら棘上筋前部を伸張していくと、肩甲骨を上方回旋位で固定した状態で内転しても、腋窩につくようになります。
②に対しては、
筋肉の評価より
棘上筋前部は短縮
肩甲下筋上部はスパズム
大胸筋鎖骨部は、肩甲下筋の筋力低下による代償としての過緊張
と評価し、
棘上筋前部に対してはストレッチ
肩甲下筋上部に対してはⅠb抑制
大胸筋鎖骨部に対しては肩甲下筋上部の出力を挙げるトレーニングをしています。
このような介入を三週間続けて、
1st外旋の可動域が5➡️20°
といったところです。
肩関節前方挙上にアプローチする前に
1st 外旋28° 2nd内旋13°
を獲得したいのですが
今のアプローチで大丈夫でしょうか?
また、肩甲下筋上部のスパズムと筋力低下があり、ホームエクササイズとして、腱板トレーニングの指導を検討していますが、如何でしょうか?
実際に症例様を見ていないため、かなりアドバイスが難しいとは
思いますが
なにかご指摘頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。