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ご返信ありがとうございます!
真相は他院のDrに聞かない限りはなんとも言えないのですが、自分の経験則上もプロトコルが緩やかな印象を受けます。
いくつかリサーチをかけてみても、やはり1〜3週程度が多いようです。
ただ唯一こういったものが見つかりました↓
❑ ACL実質部単独損傷
大腿骨側骨端線を回避した半腱様筋腱をグラフトとして用いた1重束でのACL再建術後のリハプロトコル
スクワット 術後6〜8週
坐位膝伸展(近位抵抗下) 術後4〜6週
エルゴ 術後5週
骨端線閉鎖前のACL再建術は、グラフトの強度や成長障害のリスクについて不確実であり、解剖学的再建ではない点において成人の場合と異なる。そのため、骨端線閉鎖前のACL再建術後のリハプログラムは、一般的に成人より愛護的に設定される¹⁾²⁾。
全年齢でプロトコルが共通しているようですので、なんとも言えないのですが、こういった背景もあるのかもしれないです。
参考:大内洋. 整形外科医のための膝のスポーツ診療のすべて, 日本医事新報社, pp170-171,2021.
1)Yellin JL et al. Rehabilitation Following Anterior Cruciate Ligament Tears in Children: A Systematic Review. JBJS Rev. 2016 Jan 19;4(1):e4.
2)Moksnes H et al. Management of anterior cruciate ligament injuries in skeletally immature individuals. J Orthop Sports Phys Ther. 2012 Mar;42(3):172-83.