返信先: 肩関節周囲炎 急性期の介入について

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#6899
池田拓未
キーマスター

ご質問ありがとうございます!

肩関節周囲炎の炎症期に対する介入としては

・患部(肩甲上腕関節、第二肩関節)の運動を避ける
・患部外の運動を実施する
・患部外の運動時は患部にストレスをかけないこと

この3つを軸に考えています。

そのなかで個人的にマストで行なっていることは、上腕二頭筋長頭、小胸筋のケアと肩甲胸郭関節の可動域確保です。

炎症期で腱板機能が低下していた場合、骨頭の安定化機能としてLHBの緊張が高まりますし、小胸筋の短縮は肩甲胸郭関節の制限や、肩峰下インピンジメントを誘発する原因となります。

ストレッチの際に痛みが出る場合は、まずはマッサージでも良いかと思います。

また肩甲胸郭関節の可動域確保については徒手的な誘導の他に、CKCでの運動がおすすめです。四つ這いや壁に手をついての運動です。

例えばですが、この状態で軽いプッシュアップ運動を行えば、上腕骨の運動を最小限に抑えながら、肩甲骨の内転・外旋の動きを引き出すことができます。

このあたりを念頭において介入にあたっていただけると良いかと思います!