膝蓋大腿関節症 どの筋を狙う?
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今回は【膝蓋大腿関節症 狙う筋は?】と題して解説します。

 

変形性膝関節症(膝OA)は、セラピストなら主病名でも既往歴でもよく遭遇しますよね。

 

 

変形性膝関節症に対してアプローチする筋といえば、やはり大腿四頭筋や股関節外転筋が一般的ですよね。

 

 

では、膝蓋大体関節症の患者さんを担当した場合は、皆さんならどんなメニューを立案しますか?

 

膝OAと同様に大腿四頭筋や股関節外転筋をただなんとなくトレーニングしますか?

 

 

それとも、膝蓋骨を何となく動かしてモビライゼーションをするか。

 

この2点に絞っているセラピストも少なくないと考えられます。

 

 

 

そこで今回は、膝蓋大腿関節症において狙う筋はどこか、なぜそこを狙うのか。解説していきます。

 

 

 

 

膝蓋大腿関節症とは?

そもそも変形性膝関節症と何が違うのか?

膝OAの場合は、加齢や外傷によって関節軟骨の変性・消失、軟骨下骨の硬化や増殖性変化、滑膜の増生と滑膜炎、半月板や靱帯の病変・断裂を来す疾患とされています。

 

膝蓋大腿関節症は、関節軟骨の減少、骨棘形成、硬化像を特徴とする、いわゆる変形性関節症。

 

 

つまり膝蓋骨のOAですね。

 

 

特徴的な症状

膝前部痛、階段昇降(特に降段)、しゃがみ込み、長時間の座位での疼痛増悪が代表的です。

 

多くの症状は容易に想像出来ますが、長時間の座位での疼痛増悪はなぜ生じるのか?

 

ここは思考がつながりにくいですよね。

 

他の症状は全て荷重下かつ膝関節屈曲位のため、膝蓋骨に負荷が高まり疼痛になります。

 

 

 

では座位だとどうか。

足底は床に接地しているものの、圧中心の大部分は殿部にあります。

 

ではなぜか?

 

 

そもそも【膝蓋骨負荷】の視点からみると、膝関節は伸展位で負荷は限りなく小さく、屈曲位であればその分負荷が増加します。

 

 

 

ここで座位を考えてみましょう。

膝関節は90度屈曲位ですね。となると、大腿四頭筋および支帯の張力、受動的張力が常に加わっています。

 

 

こうなると、膝蓋骨は大腿骨に押し付けられ続けています。

元々軟骨が摩耗している膝蓋大腿関節症の患者さんでは、この持続的な圧迫が軟骨下骨へのストレスとなり、痛みを引き起こすわけですね。

 

 

 

 

狙う筋力は?

では本題です。

結論から申しますと、やはり股関節外転筋は重要です。

 

 

股関節外転筋

荷重下にて大腿骨が過度に内転・内旋してしまうと、相対的に膝蓋骨は外側へ偏位しますよね。

そうなると、膝蓋大腿関節の接触面積が減少することで、疼痛を惹起させます。

 

つまり、股関節が内転内旋しないようにする戦略がポイント。よって、股関節外転筋の強化が求められるのです。

 

 

大腿四頭筋のトレーニングも重要ですが、ハムストリングスと合わせて【タイトネス】はより疼痛につながります。

 

ハムストリングスや大腿四頭筋のタイトネスがある場合、これもまた膝蓋大腿関節の接触面積に偏りが生じるため、疼痛が強まります。

 

そのため、膝関節周囲筋についてはストレッチングも押さえておきましょう。

 

 

 

まとめ

膝蓋大腿関節症に対して狙う筋は?

 

ここを考える時は、

・股関節外転筋を強化して大腿骨内転内旋を防ぐこと

・ハムストリングスと大腿四頭筋のタイトネスを予防すること。

 

 

この2点を意識することがまずは重要だと考えられます。

そのうえで、個別性を求めて更なるアプローチを展開することを推奨します^_^

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