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2021年10月18日 9:21 PM
#1045

キーマスター
ご返信ありがとうございます!
個人的な見解となりますが、上記の所見を見た上では、筋・筋膜性疼痛を疑います。
根拠としましては、
・椎間関節性疼痛は伸展、回旋時痛が主(kemp testでの評価が可能)
・椎間関節部の圧痛がない(棘間筋と椎間関節の圧痛を区別できていない可能性もある?)
・下肢症状がないことから椎間板性疼痛も考えにくい
このあたりになります。ですので、naoさんのおっしゃるように背筋群の持続的な遠心性ストレスによる筋スパズムや胸腰筋膜の滑走不全、癒着などが考えられます。そして、もしもこの仮説が当てはまる場合は、背筋群の筋スパズム軽減、後彎姿勢改善を目的に腹筋群の収縮を促したり(1a抑制)、中間位保持ができるように腹筋の遠心性収縮を促すような運動療法(デッドバグなど)を実施していきます。ただ脊柱菅狭窄症を鑑みて、伸展位には入らないような留意は大切です。
あくまで上記の情報のみからの考察になりますので、参考程度にして頂けると幸いです^^