返信先: ヒップリフトについて

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#1097
眞本匠
キーマスター

回答させていただきます。
ハムスト優位になる原因として多いのは、膝関節角度が浅いこと&股関節屈曲角度が大きいことです。
筋痙攣は、電解質異常や脱水も関わるのですが、セラピストとして知っておきたいのは【筋疲労】です。

筋疲労によって筋紡錘のIa求心性神経の活 動が増加し、腱器官のIb求心性神経の活動が低下することに繋がり、α運動ニューロンの興奮性が増加し筋痙攣が発生してしまいます。

【筋痙攣の理由】
筋疲労がある状態で、かつ大殿筋が弱化している場合や、運動に慣れていない時にヒップリフトをすると筋痙攣を起こしやすいと考えられます。

大殿筋トレーニングとして、ヒップリフトを選択することは個人的にも推奨しています。

【評価】
ご質問にもあるように、筋バランスとして大殿筋よりハムが優位となることは多いです。
なので、腹臥位での逆SLRで大殿筋よりハムが先に収縮する場合は、ハム優位と判断します。

【注意点】
ハム優位であればヒップリフトの出番ですね。序盤でご説明したように、大殿筋優位のヒップリフトは、股関節はなるべく伸展位&膝90度以上屈曲が望ましいです。あとは、股関節外転角を増やすことですね^ ^