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2021年11月25日 6:25 PM
#1637

キーマスター
評価を実施して頂き、ありがとうございます^^
その姿勢ですと、
・スウェイバック
・後彎姿勢
いずれかの姿勢に分類されるかと思います。
各姿勢の特徴↓
<スウェイバック>
・骨盤は前傾or後傾(一様ではない)
・骨盤前方変位
・股関節伸展
・胸椎後方移動
・下位腰椎の前彎
・胸椎の後彎増強
・上位腰椎の平坦化
・頭部前方変位
上部腹筋群、下位腰椎伸筋群、ハムストリングスの短縮や過緊張と下部腹筋群、股関節屈筋の筋延長および弱化と大殿筋の筋力低下が考えられる。
◎介入例
・上部腹筋群、下位腰椎伸筋群、ハムストリングスのストレッチ
・下部腹筋群、股関節屈筋群、大殿筋の筋力トレーニング
<後彎姿勢>※本症例はこの姿勢に分類される可能性が高い。
・全体的に脊柱が後彎
・頭部前方変位
・胸椎後弯増強
・腰椎前弯減少
・骨盤後傾位
・膝関節屈曲位
腹筋群、ハムストリングスの短縮、股関節屈筋群の過緊張と股関節伸筋群の筋力低下が考えられる。
◎介入例
・腹筋群、ハムストリングス、股関節屈筋群のストレッチ
・股関節伸筋群の筋力トレーニング
個人的に頚椎疾患は他部位のマルアライメントによって後発的に生じることが多い印象ですので、頚椎外からの介入を主としています(セルフトレーニングとしても頚椎周囲の過度な運動やストレッチはリスクも伴うため)。
2つほど姿勢ごとの介入例まで挙げさせて頂きましたので、一度再度姿勢評価後に必要なものを指導して頂けると良いかと思います!