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2021年12月2日 10:02 PM
#1706

キーマスター
現在の疼痛に至る背景の順として可能性が高いのは、
体重の増加(二次的要素)
↓
股関節への負荷増大
↓
脂肪により骨盤前傾
↓
仙骨位置の変化による、梨状筋の過負荷
↓
疼痛
だと推測しています。
よって、肥満症例への骨盤前傾修正は「何より体重減少しないことには、エクササイズの効果も追いついてこない」と考えられます。しつこいですが。笑
というのを念頭に、前置きを置いたうえでの話とさせていただきます。
まず、腹直筋や腹斜筋の筋長が延長位となるため、
脂肪にかまけて骨盤が傾くのを止める緊張が低下している状態です。
なので、体幹前面筋の強化を図ります。
方法論としては特に個人的なこだわりは無いのですが、
立位で、恥骨と剣状突起を近づけるような意識での骨盤後傾練習を練習することをおすすめします。この時に踵荷重にしながらというのもポイント。後は腹直筋の収縮を感じることもですね^ ^
習得するとセルフでも可能となるので結構ありです^ ^
つぎに、質問と少しずれるかもですが、本症例は梨状筋に負荷が加わっての疼痛、つまり股関節安定化の筋が弱化しているため梨状筋が頑張りすぎての疼痛。
なので、中殿筋や閉鎖筋強化としてヒップハイクや無負荷での股関節外旋運動なんかもおすすめです。