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2021年12月14日 2:02 PM
#1814

キーマスター
回答させて頂きます^^
実際に私自身は一本下駄を使用したことがなければ、誰かに指導したことはありません。ですので、推測によるところが大きいですが、私の考えをお伝えできればと思います。
<一本下駄のメリット>
①バランス訓練となる
→一本下駄では、支持基底面が狭くなり、そこでの姿勢制御を行うことで、関節構成体や筋、腱に存在する固有受容器の働きを活発化させ、関節の動的な制御に必要なそれらと神経の協調性を効果的に鍛えることができます。
②内在筋のトレーニングとなる
→そんな支持基底面のなかで鼻緒に指を引っ掛けるという動作のみで姿勢制御しているため、内在筋のトレーニングとなります。実際に下駄を着用時には鼻緒を足趾で挟むため、足部内在筋の筋活動が増加するとされています1)。
③筋の協調性を獲得できる。
→一本下駄では、矢状面上での動きが大きくなり、単純に底背屈の運動が増えるため、これらの協調性を鍛えることができます。また下駄は木製ですので、地面の傾斜がそのまま下駄の傾斜となるため、回内外のコントロールにもなるのかなと考えています。
これらが私が考える一本下駄のメリットです。少しでも参考になれば幸いです!
<参考文献>
1)高橋公 et al."ポックリの歩行筋電図"靴の医学.15.2(2002):41-44.
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この返信は1年、 3ヶ月前に
池田拓未が編集しました。