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2021年12月20日 8:52 PM
#1884

キーマスター
現在、色々と論文を漁っているのですが、まずは”基礎疾患”を明らかにする必要があります。
というのも、基礎疾患によって首下がりの予後が全く違うためです。
ここが明らかになれば、ある程度の予後は調べられるかと思います。
<代表的な基礎疾患>
・パーキンソン病
・頚椎症性脊髄症
・多系統萎縮症
・筋ジストロフィー
・重症筋無力症
・運動ニューロン疾患
・多発筋炎
・非炎症性ミオパチー
・マシャド・ジョセフ病
・甲状腺機能低下症
・右中大脳動脈領域梗塞
・筋萎縮性側索硬化症
外来患者さんということで、データが不足しているものも多いかと思いますが、服薬などから改めて基礎疾患を調べる必要がありますね。
大半は神経内科的疾患が背景にあることが多いですが、整形外科であれば、頚椎症性脊髄症の有無は明らかにできるかと思います。
もしも神経内科的疾患が疑われる場合は、早めにDrに打診し、他院への紹介にて基礎疾患を精査することをオススメします^^
<参考文献>
野中晶子 et al.“首下がり” の臨床的検討." 昭和医学会雑誌 64.5 (2004): 479-485.
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この返信は1年、 3ヶ月前に
池田拓未が編集しました。