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#2086
池田拓未
キーマスター

回答させて頂きます^^

分かりやすいように今回は"スウェイバック姿勢"を例にとって進めていきます。

スウェイバック姿勢とは...
骨盤が前方変位している姿勢のことをいいます。

一度その姿勢をご自身でとって頂けるとよりイメージがつきやすいかと思いますが、骨盤前方変位に付随して、胸椎後方移動や股関節伸展も起こっています(この時の骨盤前後傾は一様ではありません)。

これらから考えられる"短縮筋"というのは上部腹筋、下位腰椎伸筋群、ハムストリングス(骨盤後傾の場合)となります。

この"短縮筋"というワードが誤解を招くところで、ここでいう短縮というのは多くの人が想像しうる筋の伸張性低下のみならず、拮抗筋の過緊張による主動作筋の低緊張状態や遠心性収縮力の低下なども含まれるかと思います。どうしても"短縮"という表記がなされていると、筋の伸張性低下を連想してしまいますが、こういった場合はどういう理由であれ、筋長が一時的にでも短くなっている状態と捉えてもらえると良いかと思います。

これらを一般の方へ説明する場合は、姿勢を一度図式化し、まずは各筋(矢状面から見て)が短い状態にあるのか、長い状態にあるのかをざっくりと説明します。そしてこの短い・長いというのは、様々な要素が絡んでいますので、説明の時点ではその程度に留めておき、あとは個別の筋ごとに「ここは筋の伸張性がありません。」「ここは伸張性はあるけど、筋力がなく、長さを保てていません」など、介入中に説明できると理想かと思います。

個人的には経験はありませんが、ピラティスインストラクターの方の説明は参考になることばかりですので、YouTubeなどで一度覗いて見てください。為になるかと思います!