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お待たせ致しました。
回答させて頂きます^^
※肩関節周囲炎や凍結肩では筋のみならず関節包靱帯の制限も強く絡んできますが、今回は”筋”についてのご質問だと捉え、回答させて頂きます。
まず2nd内旋制限の制限がある場合に、制限因子となり得る筋については”棘下筋斜走線維、小円筋”の2つで良いかと思います。
また肩甲骨固定下での外転・屈曲制限の確認も理にかなった方法かと思います。加えて個人的には”小円筋”についてシンプルに3rd内旋の制限で確認することが多いです。
そしてどの方法でアプローチしていくかは”筋の状態”によって決めています。今回”拘縮筋”という言葉を使われているかと思いますが、アプローチをする上で相手にするのは、
☑筋攣縮
☑筋短縮
☑組織間での軽度な癒着(滑走不全)
このあたりが多いです。対象としている筋がどの状態にあるかを確認した上で、適切なアプローチに移ると良いかと思います。
その中で個人的には筋に対する”等尺性収縮”を主としたアプローチをメインに行なっています。これは上記の2つの状態全てに対して有効だと考えています。
例えば棘下筋斜走線維を緩めたい場合、
無理のない2nd内旋位で外旋の等尺性収縮(Ib抑制)
⇓
緩まった分だけ大きく内旋方向への反復収縮(Ia抑制)
⇓
獲得できた最大内旋位で外旋方向への最大収縮(反回抑制)
このような流れで実施しています。この流れであれば大きな関節可動域を有することもなく、痛みが出現することも少ない印象です。
神経生理学に基づいたものが個人的には最も反応がいいです。組織間リリースも行っていたことはありますが、実際にその介入によって癒着が剥がれたり、滑走不全が改善されるかというと疑問が残ります。常にエコーで観察しながらの介入であれば、ありかもしれませんが、なかなかの技術と練習が必要になりますね。
このあたりが私の考えになります。是非参考までに^^