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池田先生、おはようございます。
ご返答有難うございました。
また、追加で質問になってしまうのですが宜しいでしょうか?
宜しくお願い致します。
●愛護的なGHの内転運動により、肩峰下の滑走性維持、三角筋への相反抑制を狙う
➡️①GHの内転運動ですと、私はよく、仰臥位で徒手的に肩甲骨の上方回旋を作り出し(患者様の上腕を臼蓋に押し付ける感じ)、そこからGHの内転運動を他動的に行っているのですが、このようなやり方で合っていますでしょうか?
また、三角筋の相反抑制のやり方は、側臥位で腋窩に大きなタオルかクッションを挟んでもらい、そこから内転運動を等尺性収縮を加えるような手技を考えていますが、こちらもこのような感じでしょうか?
●骨髄浮腫が残存していると、やはり筋力だけで痛みをカバーリングするのは厳しい印象にあります。
どちらかというとそもそもの床反力を軽減させてあげたほうが早い気がしています。
➡️はい、是非とも骨髄浮腫による疼痛が落ち着くまでは、T字杖を使って頂いたり、足底をつけるような歩容を痛みの度合いを評価しながら進めてみます。
そして追加でまた2点ほど質問なのですが、
②この時期(受傷後7週)は、積極的に荷重を促した方がよいでしょうか?
よく患者様から、「痛くても頑張って歩いた方が良いですか?」とご質問を受け、毎回、
「痛すぎる時は無理して歩かなくてもよいですが、しかし、痛いからといって荷重をしなければ、骨癒合が進まないので、きつくない範囲で荷重して歩くようにしてください」
と、やや曖昧な自信のない説明をしています。
この点、アドバイス頂けますでしょうか?
③また、脚を引きずっている歩容で思い出したのですが、MTs以降に引きずる動きが出ています。
MTs以降に膝関節伸展運動が
不足していることが原因かと個人的には考えており、
大腿四頭筋のトレーニングをホームエクササイズでは実施して頂こうと思いますが
このようなケースではどのようなエクササイズが有効でしょうか?
以上、3点になります。宜しくお願い致します。