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お世話になっております!
内容を確認させて頂きました。
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①このような関節可動域制限が著明なケースの場合、どこからアプローチすればよいでしょうか?
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このご質問に関しましては、補足で情報を頂きたいのですが、
・本症例の1番の主訴
・本症例のHOPE
・重症度(K-L分類)
・膝関節伸展時の疼痛寛解動作(もしあれば)
これらをお分かりになる範囲でお教え頂いても宜しいでしょうか?
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②減量についてですが、実際に外来整形ではどのような介入をすればよいでしょうか?
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私が整形外科クリニックに勤めていた時に行っていた方法をシェアさせて頂きます。
当院では体組成計がありましたので、そちらで「体重、BMI、脂肪量、筋肉量、筋質」を測定します。そしてその情報を事細かく説明し、今の現状把握を共に行っておりました。この時点で普段あまり触れることのないBMIや筋肉量、筋質にはかなり驚かれると同時にかなりの危機感を感じてもらえることが多いです。
そして実際の減量方法として私が必ず紹介するのは水中ウォーキング(市営プールやスポーツジム)です。
水中ウォーキングは変形性膝関節症患者において推奨されている運動療法の一つですが、
・転倒リスクがない
・関節負荷が少ない
・外出で運動機会を増やす
このあたりが強みです。
これまで私も様々減量方法を指導してきましたが、やはり元々運動意欲の低い人は、自宅での減量を目的としたエクササイズはなかなか実施できない印象です。そのきっかけ作りという意図もあり、水中ウォーキングを勧めています。
食事療法に関しては、正直なところ事細かく説明したことはありません。本来はPFCバランスなどを考えた食事をこちら側が提示できれば理想なのですが、なかなかそこまでは手が回っていなかったのが現状です。
ただ私が勤めていたクリニックでは運動指導員の方が数名おり、その方々が減量レシピや各食材の栄養素が羅列された紙を渡しておりました。今手元にその紙はないのですが、こういったざっくりとした内容でも徐々にアップデートすればお渡しする価値は十分にあるのかなと考えております。