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2022年7月3日 12:22 AM
#4536

キーマスター
準備といえるほどのことはしていませんが、
下衣を膝上まで捲らせてもらうくらいはしています。
注意点としては、準備にも関わりますが、
歩容に大きく関わる痛みや疲労感、眩暈の程度、
は事前に問診しています。
さらに、観察する歩行環境(注意が逸れない環境)にも気をつけてます。注意が逸れる環境や、逆に床にラインがあったりすると変に意識して歩容にも影響出るため、確認しています。
また、最も意識しているのは、歩行異常が何に繋がるか?です。
例えば【組織損傷に繋がる歩容】か【転倒に繋がる歩容】です。女性や見た目を気にする方の場合はプロポーションに繋がる歩容かも見たりします。
例えば膝oaにおけるデュシャンヌ歩行は代表的で、組織損傷に繋がるどころか、逆に組織(膝)への負荷を下げる戦略です。トレンデレンの場合は反対で組織損傷を助長するので、改善を考えます。
言語化や文字化にする過程に関しては、学生時代以降は文字化を全くしていないのでいいアドバイスが出来ないです。
ただ、実習生への指導の際は、良いか悪いかは置いておいて、とにかく感じた異常を書く【観察】と、その観察に対して先程述べた[何に繋がるか]を踏まえて【分析】をする二つにわけて記載するように指導しています。