ホーム › Question&Answer › 質問コーナー › 松葉杖指導のポイントについて › 返信先: 松葉杖指導のポイントについて

回答させて頂きます。
①正直なところ、自分もここまできちんと種類を用語として表したことがなく、色々と情報を渉猟していたのですが、このあたりが記載された文献が手元になく、正確な情報を提示できない状態です。むしろこれらが記載されていた文献をお持ちでしたら教えて頂きたいです。明確な答えに至らず申し訳ございません。
②あくまで個人的な経験談ですが、そのような細かな部分まで指示されたことはないです。むしろ歩行補助具の選定は全てリハで担っておりました。Drからは現在の状態と荷重量の提示があるぐらいでした。また周りの話でも、おそらく松葉杖歩行の種類までを提示されるDrの方は極めて少ないように思います。
③こちらは各施設ごとで異なるかと思うのですが、これまた私の経験談としては、免荷中の階段昇降はNGではありませんでした。ここもリハの判断にはなるのですが、生活様式としてどうしても階段昇降を強いられる方には免荷でも階段昇降を指導しておりました。勿論、理解が曖昧であれば、控えるように指導したこともあります。また学生は多くの場合学校内で免荷でも階段昇降が必要になるので、必ず練習していました。ただ多くの子は杖を使わずに、手すりとケンケンで行っている子が多いような印象です。
④あとは基本的な持ち方ぐらいでしょうか。基本的に最初に何も説明せずに持たせて、そこから修正していくような形です。多くの方が腋窩に置いてしまうので、ここは腋窩神経麻痺を考慮し、必ず確認しています。また必ず大まかな松葉杖利用期間を先に指導し、ゴールを提示した上で練習するようにしています。いつまでこんな生活なんだ...と思われている方が多いので、その不安と恐怖心を払拭し、その期間だけは徹底するように伝えています!