返信先: 肩関節における急性期の痛みの解釈

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#906
池田拓未
キーマスター

回答させていただきます^^

一概には言えないのですが”上腕二頭筋長頭腱(LHB)炎”の可能性は考えられます。
ただあくまで仮説ですので、今一度下記の介入を実施してみて下さい↓

・就寝時に背臥位であれば、側臥位での就寝を促す
→背臥位では肩甲上腕関節の伸展が入りやすく、LHBが伸張刺激を受けやすいため

・炎症所見を再度評価
→安静時痛の有無、疼痛部位を局所的に指せるか、広範囲で指すのか、腫脹・熱感の確認

・Yergason testを肩伸展位で
→肩伸展位ではよりLHBが伸張位となり、再現性が上がる

・結節間溝内のLHBの水腫確認(エコーが使えれば)

・腱板筋力の確認
→上腕二頭筋も肩関節外旋位では骨頭を求心位に保つ機能をもつ、腱板筋力低下があれば、LHBにて代償している可能性あり

これらを実施の上で、再度原因を一緒に再考できれば幸いです。