返信先: 筋の逆転作用について

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#956
眞本匠
キーマスター

回答させていただきます。
今回の内容は、
建内宏重:股関節 協調と分散から捉える human press.2020
から抜粋しています。

股関節0度
外旋制限
恥骨筋、短内転筋
半腱様筋、半膜様筋(外旋位からの外旋制限)
大内転筋後部線維(股関節外旋位からの外旋制限)

内旋制限
股関節外旋六筋
大内転筋前部、中部線維
半腱様筋、半膜様筋(内旋位からの内旋制限)
薄筋(内旋位からの内旋制限)

90度屈曲位
外旋制限
大殿筋上部線維、中殿筋、小殿筋後部線維、梨状筋(60〜75°以降)

内旋制限
梨状筋除く外旋六筋、特に外閉鎖筋

深屈曲位においては、90度屈曲位での回旋制限の股関節伸展筋である、大殿筋の影響が強まる印象(私見)です。

内転筋やハムストリングスは、股関節を中間位に収束させる作用があるとまとめられています。また、今回は靭帯の影響を考慮していませんが、股関節0度ではY靭帯の影響もあるかと考えられます。